旅 その15 上海から昆明へ1991年2月・60時間寝台列車の旅 和平飯店のシックな部屋で中国最初の夜を明かし、 ドアボーイの「再見」の声を背に上海駅へ。 中国の電車には1等寝台の軟臥、2等寝台の硬臥、 1等座席の軟座、2等座席の硬座がある。 雲南省昆明市までは2千キロ近くあるだろうか。 日本地図で見ると、北海道の稚内から鹿児島の大隈半島とほぼ同じだった。 我々は軟臥で行くことにして、駅の軟臥用のきっぷ売り場へ向かった。 あとから知ったが、軟臥の売り場は非常に『平和』なのである。 他の売り場は・・阿鼻叫喚・・修羅場・・ なにせ「並ばない中国人」の本領発揮といわんばかりの争いなのだそうだ。 それでも軟臥のきっぷ売り場では少々の横入りなどが見られ、 他の客が注意する場面も見受けられた。 上海を夕方に出発。2段ベッドが2組の4人部屋である。 同乗のおじいさんは上海人。 中国語が話せるのがN田さん一人と分かると・・・ ・・・ハァァァア~~~ ・・・ 心から落胆されているタメイキをつかれていた・・・ <旅 その16へ> |